文化服装学院 × ジャンスポーツ「アップサイクルプロジェクト2025」
参加デザイナー10名の作品公開&ウェブ投票スタート!
廃棄予定だったJANSPORTのバックパックを資材に、学生たちが独創的な洋服へとリデザインする「アップサイクルプロジェクト」が今年も開催されました。
シーンコンセプトは「happy
warriors」。これは、戦争のない未来を生きる「戦わない戦士」と、人間のような無意味な争いをせず、環境の中で生き抜くためだけに戦う生物たちをテーマにしたミリタリーファッションです。
このコンセプトをもとに、学生デザイナー10名がそれぞれのアイデアで制作した全作品を、ただいま当サイトで公開中。ウェブ投票もスタートしています!
ぜひ作品をチェックして、あなたの一票でお気に入りの作品を応援してください!
投票方法
- 気に入った作品を以下の作品一覧から選ぶ
- メールアドレスを登録する
- 一番魅力的だと思う作品の番号を選択して投票する
投票にはメールアドレスの登録が必要となります。
1メールアドレスにつき1作品への投票が可能となります。
投票期間
2025年12月5日(金)~2025年12月14日(日)23:59
結果発表
2025年12月23日(火)公式サイトならびにJanSport Japanソーシャルメディアにて発表予定
作品一覧(作品はデザイナー名の五十音順で掲載しています)
コンセプト
人間が滅びた未来、朽ちて自然に還る世界は、人間以外の存在にとっては幸せと平和の象徴です。
本作品では、第一次世界大戦時のイギリス軍トレンチコートをベースに、本来の機能を失い自然へと還る姿をデザインしました。
経年劣化で穴が開き、チェック柄がのぞくその姿は、湿度の高い環境で生きるカエルの衣服として再解釈され、軍服としての機能を失った未来の姿を表現しています。
コンセプト
本作は「平和な戦士」のパラドックスを表現しています。軍服という戦いの象徴を、共存のビジュアルに再構築。ヒョウ柄とシマウマ柄が捕食者と被食者の調和を示し、M-65やチェストリグを再解釈したベストやスカートでは、弾ではなく手紙を通したコミュニケーションを表現。ボタンの「NOT LOADED」は、武器ではなく感情で戦うことをユーモラスに示しています。
コンセプト
「happy warriors」の世界で、暴力ではなく喜びや自由、創造力で戦う存在を想像し、クラゲをイメージしました。ゆったりとした動きで一見無害に見えるが、必要なときは身を守れる強さを持つ存在です。その優雅さと秘めた力をデザインに反映。海の生き物同士が支え合う世界を想定し、クラゲ戦士たちは背中に美しい殻を背負い、保護とつながりの象徴としています。
コンセプト
本作はウミウシをテーマにデザインしました。個体差の大きい生物を用いることで、一人ひとりが自分らしく在れる幸せな世界を表現。バルーンスカートや大きなフードで戦時中や貧困の中では得られない幸福感を示し、袖やベストの開口部で溢れる希望を表現。販売できない商品をアップサイクルすることで、自然や資材を大切にする未来の幸せへの一歩を描きました。
コンセプト
「変化を受け入れる」。人は、成長とともに外見も内面も変化していきます。その変化や違いを否定せず、互いを受け入れ、共に生きる力に変える。本作では、戦いや対立のない平和な世界への願いを込め、カメレオンのように柔軟に変化を受け入れる姿を衣装で表現しました。
コンセプト
蝶の生命循環をコンセプトに制作しました。蝶は生きる過程でさまざまな試練を乗り越えながらも、花の命をつなぐ存在です。その小さな羽ばたきは、平和で幸せな未来への希望を運んでいるのです。
コンセプト
「happy warriors」をテーマに、戦争のない世界で生きる戦士をスピニーフラワーマンティスと融合させて表現しました。弱き者、とくに母子が犠牲となる現実から、多くの子を守るハナカマキリに“強き母”の姿を重ね、戦うのではなく護る戦士として再解釈。腹部のバッグは妊婦を象徴し、命を宿す強さと優しさを示しています。
コンセプト
かつて衣服は、命を守るための機能だけが重んじられていた。しかしある日、人々はそれを手放し、美しさや遊び心を選んだ。バックルは装飾となり、布は光を抱いてふくらむ。戦うためではなく、生きる喜びのために纏う服。それは、争いを手放し、平和を誇りとする幸せな世界の象徴である。
コンセプト
幸せな未来には、互いの“共鳴”と“連携”が不可欠だと考え、草食恐竜パラサウロロフスと、ミリタリー要素としてナバホコードトーカーの記念制服を象徴に据えました。テーマは“温故知新”。トップスとパンツの内側には軍服を模したインナーを隠し、先人たちの歴史の上に成り立つ未来と、それを忘れないための戒めを表現しています。
コンセプト
「不に束られない鹿」は、自由な精神とサステナブルなファッションの融合を目指した作品です。JANSPORTの廃棄バックパックや再生素材を用い、美しさと機能性を両立させつつ環境負荷を抑えました。森の精霊のような小鹿の自由な姿を通して、未来への希望と持続可能なライフスタイルを表現しています。